【バレンタイン限定】【初代 久保田一竹】最高傑作工藝辻ヶ花絞り染訪問着≪御仕立て上がり・中古美品≫「苑」現代に息づく、いのちの染め色…生涯を賭して大成させた技の極致!身丈160 裄66.5

【バレンタイン限定】【初代 久保田一竹】最高傑作工藝辻ヶ花絞り染訪問着≪御仕立て上がり・中古美品≫「苑」現代に息づく、いのちの染め色…生涯を賭して大成させた技の極致!身丈160 裄66.5 【バレンタイン限定】【初代 久保田一竹】最高傑作工藝辻ヶ花絞り染訪問着≪御仕立て上がり・中古美品≫「苑」現代に息づく、いのちの染め色…生涯を賭して大成させた技の極致!身丈160 裄66.5 【バレンタイン限定】【初代 久保田一竹】最高傑作工藝辻ヶ花絞り染訪問着≪御仕立て上がり・中古美品≫「苑」現代に息づく、いのちの染め色…生涯を賭して大成させた技の極致!身丈160 裄66.5

◆最適な着用時期 10月〜翌年5月の袷頃◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付き添い、和のお稽古、芸術鑑賞、観劇 など◆あわせる帯 袋帯、フォーマル向けのデザインの綴れの名古屋帯 など 表裏:絹100% 縫製:手縫い背より身丈160cm(適応身長155cm〜165cm) (4尺 2寸 2分)裄丈66.5cm (1尺 7寸 6分) 袖巾34.5cm (9寸 1分) 袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30cm (7寸 9分)※衿ホックなし(引き紐タイプ)※紋意匠胴裏使用 ============================【裄丈のお直しについて】 概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。

≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 5分) 袖巾35.5cm (9寸 4分)※目視での縫込みの確認による概算となります。

詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

============================◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。

◆中古品として仕入れてまいりましたが、洗われて保存されていたのでしょう、仕付け糸もついたままの美品でございます。

お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。

もはや現存するお品がわずかに流通にながれるのみ。

辻ヶ花の偉大なる巨匠【 初代 久保田一竹 】氏による大変美しい彩りの辻ヶ花絞り染の訪問着のご紹介でございます。

故・初代久保田一竹氏の生前の作品。

初代ならではの、ボリュームある縫纈(絞り染)に、丸みと奥行きあるカチン染にてあしらわれたお柄が見事。

お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。

悠久の時代を越えて蘇った技術— 久保田一竹氏が生涯をかけて取り組んだ題材「辻ヶ花」。

室町時代に一世風靡した辻ヶ花ですが、江戸時代に入ると忽然と姿を消したため“幻の染め”とも呼ばれております。

その世界を独自の感性で蘇らせたのが初代・久保田一竹氏。

「辻ヶ花」=「久保田一竹」といっても過言ではございません。

今は押しも押されもせぬ偉大な名匠として染色の世界に名を残されておりますが、当初より順風満帆だったわけではなく…その道のりは辛く険しいものだったそうです。

20歳のときに出会った東京国立博物館の室町時代辻が花染めの小裂。

その美に魅了され、過去の模倣でなく現代に息づく染色として、独自の辻が花を研究したい。

そう志すも、時制は戦争に突入。

召集、敗戦、シベリアへの抑留。

監視の目を盗み薬品で布を染め、防寒具の毛で筆を作り柄を描く。

シベリア抑留中は研究はもちろん生活さえも満足に出来ぬ日々を過ごし、1948年31歳で無事復員。

復員後は生活のために従来手懸けていた手描友禅で生計をたてつつ、40歳にしてやっと本格的に辻が花の研究に取り組み始めることが可能に。

しかしながら、研究を開始したはよいものの、毎日が失敗の連続。

数年後には時間が惜しいばかりに生活の基盤であった手描友禅さえも捨て、家族を極貧に耐えさせ、20年間の辛酸をなめ尽くした研究の末、60歳にして初めてひとつの完成を迎えました。

これが「一竹辻ヶ花」と命名された一竹氏独自の染の作品のはじまり。

唯一無二の世界観のもと、染料と素材の間に起こる現象を知り尽くしたその知識と染の技術。

それは、更に選ぶ生地に始まり、緻密に計算された構図の美学へ。

デザインごとに技法を変え、複雑な染色工程を経て生み出された作品群の中には理想とするイメージの着物に仕上がるまでに一年を要したものさえあるそうでございます。

色彩の魅力、染の加工、気の遠くなるほどに緻密で正確な絞りの針通しなどによって生み出されるもので、一竹氏の技なくしては、表現できない極致。

2003年、惜しまれながらも初代一竹氏は他界されてましたが、 その技は次の世代へと引き継がれております。

その偉大な初代のお品。

繊細な金糸にて芝のようなラインの重なりが織りだされた特選の紋意匠の金通し地。

この生地も特殊なもので、時を経ても縮みにくいよう計算され、別注にて織りだされた専用生地。

お色は蛍石のごとく、様々に変化する紫の濃淡と縹、藍、浅葱の靄のようなぼかしがゆらいで…そこに、葵の葉をモチーフにした、カチンの彩りが冴える辻ヶ花に、凹凸のしっかりとした絞り染による藤種のようなお柄がゆったりと染めあしらわれております。

合間にアクセントをそえる、光の玉のようなふうわりとした丸いお柄は、初代が耐えた長く厳しいシベリア抑留生活の中で希望を見出した星を表す『一竹星』と呼ばれる特徴的なお柄。

洗練された柄付け、構図、色彩。

初代の作品にこそ言える事でございますが、最も顕著な特徴がその絞りの畝の深さに、カチンの墨の彩り。

一見して初代とわかる、この力強さ。

それこそ、時を経ても数多の人の心を惹きつける力。

同じものはもちろんご用意はかないません。

もし、もしお探しでしたら、本当にお早めに! どうぞ時代を経ても風格を失わぬ、本物の美をご堪能くださいませ。

母娘代々受け継ぐ美術品として末永くご愛顧いただければと願っております。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。

この点をご了解くださいませ。

※桐箱が付属しておりますが、上箱が一部破損(ひび割れ)しております。

※着姿の画像はイメージ写真です。

柄の出方が少々異なる場合がございます。

[文責:渡辺 健太] ▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。

  • 商品価格:990,000円
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